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2019.12.01

未分類(和光舎ブログ)

伝説の法衣店

こんにちは。

先日お伺いしました浄土真宗本願寺派のお寺様でお預かりしました一巾くらいの小さな四角の打敷です。御内仏用打敷なのか、礼盤用なのか、御院様もご存知ありませんでした。

裏書きには、安政 宗祖(親鸞聖人)六百回御遠忌の文字が、、、

150年ごろ前の打敷なので、誰もわかりませんでした。

但し、ご住職の話では、打敷は藤源法衣店さんが作られたもので、こちらのお寺様には、今でも藤源さんの打敷、袈裟が多数残っています。

ものは、全てが素晴らしく、先々代くらいの藤源法衣店さんは、柄のデザイン・下絵全てを行い、知識があまりにありすぎて、正倉院の倉庫に顔パスなほどだったとご住職に教えて頂きました。

現在では浄土真宗のお寺さん用に作られているかは不明ですが、天台宗としても、一番の老舗の法衣店さんだそうです。

ご住職のお話は聞いているだけで楽しい貴重な時間になりました。

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