2018.04.23
未分類(刺繍職人日記)
【三羽鶴の打敷】
九州方面からお預かりしました、三羽鶴の打敷の載せ替えが終了いたしました。
元は生成り色だったのだろう綸子生地から、純白の塩瀬生地への載せ替えを行いました。
こちらが古い状態のもの。
使用中に水がかかったのでしょうか、赤い糸から色がにじみ、
大きな水染みができてしまっています。
もと生地は劣化して簡単に裂けてしまいますが、
刺繍そのものは傷みも少なく、大変きれいな状態が保たれています。
新しくお仕立てしました塩瀬生地にはパールトーン加工を施してあるため、
もとの白色が変色し辛くなり、汚れも付きにくくなります。
もしもの時はきれいなタオルなどでさっと汚れを吸い取るようにしてください。
油性汚れはベンジンなどでのお手入れを行ってください。
通常、鶴は白で刺すことが多いのですが、こちらの三羽鶴の打敷はお預かりした三領とも珍しく、
ベージュ、ピンク系のお色で刺してありました。
お腹のあたりは複数の色を混ぜてより合わせた糸が使われており、
製作した先人のこだわりや遊び心などを感じます。
使われている絹糸は色合いがくすんで落ち着いてはいますが、
退色はさほど感じられず、鮮やかさがはっきりと残っていてにぎやかな印象です。
極力太陽光などの紫外線に当たらないよう大切に使われてきたため、
鮮やかな色合いが保たれているのではないかと考えられます。
載せ替えの際の生地色変更、サイズ変更、その他ご希望がございましたら
どんなささいなことでもかまいません、お気軽にお問合せください。
これまでに和光舎が培ってきた独自の載せ替え技術、
柔軟なアイデアで可能な限りのご提案をさせていただきます。
元は生成り色だったのだろう綸子生地から、純白の塩瀬生地への載せ替えを行いました。
こちらが古い状態のもの。
使用中に水がかかったのでしょうか、赤い糸から色がにじみ、
大きな水染みができてしまっています。
もと生地は劣化して簡単に裂けてしまいますが、
刺繍そのものは傷みも少なく、大変きれいな状態が保たれています。
新しくお仕立てしました塩瀬生地にはパールトーン加工を施してあるため、
もとの白色が変色し辛くなり、汚れも付きにくくなります。
もしもの時はきれいなタオルなどでさっと汚れを吸い取るようにしてください。
油性汚れはベンジンなどでのお手入れを行ってください。
通常、鶴は白で刺すことが多いのですが、こちらの三羽鶴の打敷はお預かりした三領とも珍しく、
ベージュ、ピンク系のお色で刺してありました。
お腹のあたりは複数の色を混ぜてより合わせた糸が使われており、
製作した先人のこだわりや遊び心などを感じます。
使われている絹糸は色合いがくすんで落ち着いてはいますが、
退色はさほど感じられず、鮮やかさがはっきりと残っていてにぎやかな印象です。
極力太陽光などの紫外線に当たらないよう大切に使われてきたため、
鮮やかな色合いが保たれているのではないかと考えられます。
載せ替えの際の生地色変更、サイズ変更、その他ご希望がございましたら
どんなささいなことでもかまいません、お気軽にお問合せください。
これまでに和光舎が培ってきた独自の載せ替え技術、
柔軟なアイデアで可能な限りのご提案をさせていただきます。