2012.11.23 未分類(刺繍職人日記) 鳳凰と桐 大きな打敷が完成しました。もともとはオレンジ色の生地に刺繍されていたので、朱色地への載せ替えは時間がかかってしまいました。金糸の羽は一針一針ピンクのとじ糸でとめていき、白の羽は元の刺繍の上から重ねて平糸をかけています。足に施されていた幾何学的な模様が珍しく、元の刺繍をほどきながら新たに刺し直しています。作業には苦労しましたが、完成が近づくにつれてきれいになっていく鳳凰を観ていると嬉しくなりました。