和光舎の東です。
2月15日は、お釈迦様の入滅の日として、お寺様では、涅槃会という法要を行い、涅槃図をだしてきて掛けられる事が多いそうです。
お伺いしましたお寺様の涅槃図は江戸時代のもので、少し前に修復をされたようで、周りの生地を交換して傷んだ部分に色をさして修復されたようです。余りにも、色を入れると目新しい感じなるので月のあたりはぼやけた感じを残しながらの補整をされたようです。
紫の部分は特に痛みやすいそうで、法衣の色焼けや刺繍糸の痛みやすさと重なる部分がたくさんありました。
修理の技法によって工夫されているのは、非常に勉強になりました。