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お知らせ

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2015.08.24

未分類(今月の工房)

だんだんと、、〈2015/8〉

陽射しや空の色が移ろい、
朝、晩と少しだけ秋の気配が感じられるようになりました。
台風が接近しておりますが、
これもまた秋へと移り変わりつつあるということか、と感じています。
とは、言いましても残暑厳しくなることと思いますので、
皆様もまたお身体ご自愛下さい。
今月の工房では、
大変肉厚な打敷の修復にベテランの職人が
挑んでおります。
傷みは激しく、とても年季の入ったものです。
虎の肉肉しい筋肉の流動感と
大きな瞳が印象的な打敷です。



これ程に厚みがありますと、針を通すのも一苦労で、
ベテランならではの勘や技術をもって
刺し進めることとなります。


こちらも、ベテランの職人による修復です。
初めに紹介致しました虎とは違い、
厚みはありませんが
こちらでは色糸によるグラデーションや
撚り糸によって立体感を表現しています。


どちらもそれぞれの表現による迫力や、美しさがあり
大変魅力的です。
どの打敷にも職人の想いが込められています。
時を越え、その表現に触れ
現在修復に打ち込めることに
改めて感謝致しております。

   
    
    
    
    
 

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