極楽鳥の打敷を修復しました。
牡丹、菊、木蓮、、、金糸の雲に極楽鳥、、
打敷全面にふんだんに刺繍が施してあり、とても豪華です。
絹の平糸も金糸も、色褪せや欠けてしまっている箇所はありましたが、
150年前に製作されたとは思えないくらいとても綺麗に残っていました。

とはいえ、塩瀬の生地はシミも多く、薄くなりすぐに裂けてしまう状態でしたので、
載せ替えすると見違えるように美しくなりました。
様々な花々が刺繍されている図案は稀なため、楽しく修復されていただきました。
くすんでしまった花も、絹糸を掛け直しまた咲き誇らせることが出来ました。
