2017.07.28
未分類(刺繍職人日記)
【白い鳳凰】
日本刺繍で使う絹糸は、撚りのかけ方、糸を渡す角度によって光の反射の仕方が変わります。
特に淡い色の糸は、光の当たり方によって様々な表情をみせてくれます。
どこをどう光らせるか完璧に操作できれば、
日本刺繍でしか見ることのできない表現ができるのでしょうが、簡単なことではありません。
糸の光り方がとても美しい、凛とした白い鳳凰の打敷の修復が完成しました。
鱗のような小さな羽根の部分は、一枚一枚が様々な色に光って見えますが
恐らく一色の白い糸で刺繍されたものと思われます。
金糸が控えめながら効いていて、白くぼんやりしてしまいそうなところをピリッと締めています。
新しい赤い塩瀬の生地が、白い糸をいっそう引き立てています。
修復前後の比較です。
蝋の染みができてしまっていましたが、綺麗に取り除かれています。
特に淡い色の糸は、光の当たり方によって様々な表情をみせてくれます。
どこをどう光らせるか完璧に操作できれば、
日本刺繍でしか見ることのできない表現ができるのでしょうが、簡単なことではありません。
糸の光り方がとても美しい、凛とした白い鳳凰の打敷の修復が完成しました。
鱗のような小さな羽根の部分は、一枚一枚が様々な色に光って見えますが
恐らく一色の白い糸で刺繍されたものと思われます。
金糸が控えめながら効いていて、白くぼんやりしてしまいそうなところをピリッと締めています。
新しい赤い塩瀬の生地が、白い糸をいっそう引き立てています。
修復前後の比較です。
蝋の染みができてしまっていましたが、綺麗に取り除かれています。