
金糸をふんだんに使用して蓮の葉を色合い豊かに絹糸で蓮の花を刺繍した、
とても綺麗な打敷を修復しています。
裾部分に何らかの黒いシミが付着し、生地も固くなってしまっています。
また絹糸の所々にロウ染みも付着しています。
それらは全体の雰囲気を壊さぬよう、直したことが目立たないよう丁寧に修復していきます
時間の中で金糸が伸び縮みをし、変形してしまうこともあります。
それらもひと針ひと針綴じをすることでピシッと見違えるように金が輝きます。
当時の職人やご住職、たくさんの方々の想いをのせて、
これからまた長く人の目に触れる機会がありますようにと思いながら
修復させていただいています。