2017.03.16
未分類(刺繍職人日記)
【色替え完成】
こんにちは。
外はすっかり春めいて、沈丁花の甘い香りも漂うような時季になりましたね。
二月中頃に更新した【台地の色替え】の記事(http://wakohsha.com/diary/?p=4436 )にて取り扱った、龍に散雲の打敷が仕上がっております。
◎before
◎after
目玉は視線を少し変更して描き直し、金箔にて輪を入れました。
目ヂカラを増し、強そうになったのではないでしょうか。
台地の色替えは緑色から赤色へ。
生地も繻子から塩瀬になり、全体の印象も大きく変わりました。
この龍は図案として見ると、雲が多く、胴体をとても大胆に省略してあり、胴が一見細く見えるほど頭の部分が大きく作られています。
しかしこれを全体として見ると、大胆さを感じさせつつ、非常に格好良くまとまっています!
雲が多いのは、龍が人間の目で見えるよりもっとずっと高いところを飛んでいるのかな、と考えてみたり…。
いつ頃作られたものかは不明なのですが、現代の職人が見てもかなり目新しく感じられる意匠であり、一つ一つが形も大きさも違う雲だったりして、あちこちに工夫が凝らしてあるのがわかります。
これをお作りになった職人さんの性格などが、なんとな?く察せられるような気もいたしますね◎
外はすっかり春めいて、沈丁花の甘い香りも漂うような時季になりましたね。
二月中頃に更新した【台地の色替え】の記事(http://wakohsha.com/diary/?p=4436 )にて取り扱った、龍に散雲の打敷が仕上がっております。
◎before
◎after
目玉は視線を少し変更して描き直し、金箔にて輪を入れました。
目ヂカラを増し、強そうになったのではないでしょうか。
台地の色替えは緑色から赤色へ。
生地も繻子から塩瀬になり、全体の印象も大きく変わりました。
この龍は図案として見ると、雲が多く、胴体をとても大胆に省略してあり、胴が一見細く見えるほど頭の部分が大きく作られています。
しかしこれを全体として見ると、大胆さを感じさせつつ、非常に格好良くまとまっています!
雲が多いのは、龍が人間の目で見えるよりもっとずっと高いところを飛んでいるのかな、と考えてみたり…。
いつ頃作られたものかは不明なのですが、現代の職人が見てもかなり目新しく感じられる意匠であり、一つ一つが形も大きさも違う雲だったりして、あちこちに工夫が凝らしてあるのがわかります。
これをお作りになった職人さんの性格などが、なんとな?く察せられるような気もいたしますね◎