2017.02.09 未分類(刺繍職人日記) 色合い鮮やかな二匹龍 大変細い金糸で刺された豪華な二匹龍の打敷です。 修理を繰り返しながら大切に使われていたようで金糸、色糸共に時の重みを感じます。その中であっても、やはり台地の傷みや綴じ糸の弱りは致し方ありません。元々に刺してあった針足から形を辿り修復させて頂いています。こちらに写っている写真は、セットの打敷になります。(龍の髭部分をアップしたものです)こちらの打敷も龍の図柄で、太めの金糸で力強く刺されておりまた違う雰囲気を醸し出します。同じ龍であっても、表現が多様にあり大変面白く感じられます。