段掛打敷という珍しい形の打ち敷きの載せ替えをさせて頂きました。
台地は黒色の帯地を打敷に仕立てたものであるようです。

生地の切り替えの部分は刺繍が切れていましたので、刺し足しました。
<載せ替え前>

<載せ替え後>

孔雀の頭の部分は刺繍が擦り切れてましたので、刺し直しました。
<修復前>

<修復後>

孔雀の尾は新しく刺し直しました。

牡丹の花は平糸を上から刺し、葉の部分は周りを金糸で回っていきました。

元の刺繍は左にある花が上下逆さまになっていましたので、向きを直し、配置を少し変更して載せ替えました。
<載せ替え前>

<載せ替え後>