親鸞聖人七五〇回大遠忌-二河白道「本畳袈裟」
蓮の糸に
心を込めて

この度、法然上人・親鸞聖人の御忌に際し、貴重で繊細な蓮の糸、蓮絲にて、
「威儀細」及び「本畳袈裟」の制作を手掛け、完成の運びとなりました。
織は、経に正絹、緯に蓮絲を使用し西陣織の熟練の技にて丹念に織り上げ、
糸染には、沙羅双樹と蓮の葉で、聖なる草木の素朴さと暖かさを醸し出しております。
御袈裟の織り模様に、浄土の教え
「二河白道の譬喩」を施し、織糸の一絲一絲に込めて表現いたしました。
是非、この機会にお求め頂きます様、宜しくお願い致します。



ほんたたみけさ
■材 質/蓮絲・正絹糸使用(西陣織)
■企画・制作/株式会社和光舎
■価 格/
七〇、〇〇〇円
●蓮柄の拡大部分です。天上にどこまでも広がる白い蓮の群生。
穏やかな浄土の世界を表現しております。
●燃え盛る火の猛威、荒れ狂う水の氾濫。その中心に浄土へと通じる
ひとすじの細く白い道。「二河白道の譬喩」を、
袈裟へとデザイン化いたしました。
極楽浄土に連綿と続く蓮華の園。その蓮の糸を使った織物は、紀元前四世紀頃から繊維として使用されていたと見られる文献がマハーバーラタの一節に「蓮根、蓮糸を売る」という文章から推測できます。日本では、六二二年(推古朝三一年)新羅より達率奈未智が来朝して、蓮絲で織った「都卒曼荼羅」を献じたと「日本書記」に記されています。また、日本に現存する蓮絲織の織物は、皇室をはじめわずか数カ所の寺社仏閣に所蔵され、今も尚、古代幻の貴重な織物としてその姿をかいま見ることができます。
今回使用しております蓮絲は、ミャンマーは、インレー湖で群生している蓮を収穫し、その茎から糸を繰っています。その地域でさえ蓮絲で織られたものを纏うのは、高い位の僧侶だけといわれ、わずかな量しか作っていません。
ちなみに約1mの生地を織るのに蓮の茎が一万一千本必要になってきます。また、茎の収穫から糸の生産まですべてが手作業によるもので熟練の技術と半年の期間を要する貴重なものなのです。
御袈裟の織模様には、かつて西陣織りにてタペストリーを制作し好評に当たりこの度また、「二河白道の譬喩」を、モチーフに荘厳たる浄土の世界をアーティスティックに御袈裟に表現致しました。歴史という時間の経糸に絹糸を、変化を繰返す運命の緯糸に蓮絲を使用し極限までの緻密さと細やかさ。微彩の妙は、生命の尊さと寛容な仏の心を現代に映し出しています。蓮絲独特の風合いとその素朴で、自然の彩りの趣き、静寂にも力強い命の礎と遥か浄土の慈しみの心の世界を描き出しています。
淡色は、蓮の葉。
濃色は、沙羅双樹。

蓮の茎から糸を繰り聖木である
沙羅双樹と浄土に遠面と咲く蓮の葉で、
純朴な彩りに染め上げております。
蓮絲の複雑な繊維が
天然の草木染に絡み合い、
時間や温度、
また、糸の練りによっても
同じ色には、二度と
染めることができません。
希少な糸染めが
醸し出す森羅の妙。
崇高な時間の真を開きます。
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